妊婦健診
【初診時】
妊娠の診断、流産、胞状奇胎(ぶどう児)、子宮外妊娠などの可能性をチェックします。
以後、胎嚢(赤ちゃんの入っているふくろ)の確認,胎芽、胎児心拍の確認などをしてゆきます。
【妊娠10週頃】
分娩予定日の確定、母子手帳の手続き・健診助成申請の手続きをして頂きます。この頃、妊婦に必要なお母さまの血液検査をします。
【以後の検診】
順調であれば、だいたい妊娠24週までは4週間に1回、妊娠36週までは2週間に1回です。32週頃に希望分娩施設に紹介をします。
この間に赤ちゃんに異常がないかどうか、大きくなり具合はどうか、逆子かどうか、など、妊娠週数に応じてチェックをしてゆきます。
妊娠中に気づいたこと、困ったこと、疑問に思うこと、などありましたら気軽にご相談下さい。
特に、赤ちゃんの動きが減った、とか、変にお腹が張る、といった症状にはお気を付けください。
超音波検査など、ご主人」、ご家族がご覧になりたければお申し出ください。
クワトロマーカーテスト
ダウン症などの出生前遺伝学的検査を希望される方はお申し出下さい。
・兵庫医科大学病院のご案内
◆妊娠・授乳中の薬についての情報はこちらから
尿検査
蛋白尿、尿糖、尿路感染症、ケトン体(飢餓反応)、肝臓機能異常などを調べます。
体重/血圧
体重増加のチェック、妊婦中毒症の有無を調べます。
貧血検査
貧血の有無、炎症性疾患、出血傾向など
血液型検査
ABO、Rh検査
B型肝炎抗原
お母さんがB型肝炎ビールスに感染している場合に、赤ちゃんに感染することがあります。これを予防するために出産後、赤ちゃんに予防接種することで感染を防ぐことができます。
C型肝炎抗体
陽性の場合、肝機能障害を起こしやすくなります。赤ちゃんに感染することもあります。
梅毒反応
母子保健法で義務付けられた検査です。早期に治療することで赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。
風疹抗体
妊娠初期に風疹にかかると胎児に先天性の異常をきたすことがあります。
HIV抗体(エイズ)
妊婦さんがエイズにかかっていると高率で赤ちゃんにも感染します。
HTLV-I抗体(ATL)
成人T細胞性白血病ウィルスの検査です。母乳を介して赤ちゃんにうつります。
トキソプラズマ抗体
猫などのペットを介してうつる原虫です。流早産や胎児水頭症の原因になることがあります。
生化学検査(肝機能検査と血糖値)
肝臓機能と糖尿病を調べます。
子宮癌検査
子宮頚部癌のチェックです。
クラミジア抗原
赤ちゃんが産道感染をおこすと結膜炎や肺炎の原因になります。
クームステスト(不規則抗体)
血液の不規則抗体を見つける検査です。お母さんの特殊な血液型の検出と、お母さんと赤ちゃんとの血液型不適合を調べます。
GBS検査
GBSは膣の中の常在菌で、赤ちゃんへの産道感染が問題となるのはごくわずかですが、感染すると呼吸障害をおこすことがあります。
中川産婦人科クリニック
〒662-0866
兵庫県西宮市柳本町4-16
Tel.0798-72-1153